お山めぐりツアーにもご参加いただき、ありがとうございます。
これから先、道は山の中に入ります。 途中「四ツ辻」で休憩したあと、お山めぐりに入りたいと思います。
ご覧いただいている風景は稲荷山の木立に続く千本鳥居です。
ところで、お稲荷さんに限らず神社と言えば朱色が多いものですが、何故朱色かご存知ですか?
もともと朱色は魔除けの色とされているからなんですが、現実的には「防腐・防虫」に役立つからなんです。
朱色が魔除けと言われるのは炎が朱色だったり、黄桃が朱色(桃は聖果・不老長寿の果物)だったりするからなんでしょうね。
朱色が何故に防腐・防虫に効果が高いかと言うと、その原料が水銀だからなんです。 古くから木造建築に多く使われてきた色ですよね。 神社に限らず、お寺でも朱塗りの建物が多いのはそのためです。
もっとも、水銀も「丹」と呼ばれ、仙丹(飲むと仙人になれる薬・もともと水銀は不老長寿の効果があると信じられていた)などの原料とされますから、そう言った意味でも摩訶不思議な力を願っているのかも知れません。
ちなみに、伏見稲荷では「稲荷大神様のお力の豊穣を表す色」ともとらえられています。