御膳谷神蹟です。
私がアレコレ言うより、看板を見ていただいたほうが良くわかると思います。
要は三ヶ峰(一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰=稲荷大神様が鎮座されたところ=上社・中社・下社)に御供えする供物を作っていた台所があった場所です。
現在建てられている祈祷殿の内部はこんな感じです。
御膳谷神蹟は御前谷とも呼ばれ、三ヶ峰の北背後にあたり、一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰の渓谷がここに集まる「要」の場所にもあたります。
看板に記された「大山祭」は「山上の儀」とされ、お稲荷さんのお祭りの中でも重要なお祭りの一つとなっています。
この祭りの模様をmat@管理人は見たことがありませんが、稲荷大社ホームページには、『山上の儀において御饌石と呼ばれる方1メートルほどの神石の上に、中汲酒を盛った、古式の齋土器七十枚が供進されます。 これは古の祭の姿を彷彿とさせてくれます。』と記されています。
件の「御饌石(みけいし)」は祈祷殿の奥にあります。
上の写真で正面に見える石の供物台の後ろ、柵に囲まれているのが御饌石です。
右の写真が祈祷殿の裏に入って見た御饌石です。
御饌石は神石(霊石)ですので、普段はこんな感じです。
大山祭の時には囲いが取り払われ、しめやかに神事が執り行われます。