| 2300 | 恋の味を痛烈に味わいたいならば、それは片思いか失恋する以外にないだろう。 | 亀井勝一郎 |
| 2301 | 恋の力は、身をもって恋を経験する時でなければわからない。 | アベ・プレヴォ |
| 2302 | 恋は、それが秘密でなくなるとともに、楽しみでなくなってしまう。 | アラフ・ベーン |
| 2303 | 恋は、できの悪い学者よりも数倍勝る人生の教師である。 | アレクサンドリクス |
| 2304 | 恋はうねぼれと希望の闘争だ。 | スタンダール |
| 2305 | 恋はスペインの宿に似ている。あるものといえば自分が持ってきたものばかり。 | メリット |
| 2306 | 恋はその始まりがいつも美しすぎる。結末が決して良くないのも無理からぬことだ。 | ドーマ |
| 2307 | 恋ははしかと同じで、誰でも一度はかかる。 | ジェローム |
| 2308 | 恋は愛らしい花であり、友情は甘い果実である。 | コッツェブー |
| 2309 | 恋は炎であると同時に光でなければならない。 | ソロー |
| 2310 | 恋は火と同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。期待したり、恐れなくなったりしたら、もうおしまいだ。 | ラ・ロシュフ−コー |
| 2311 | 恋は気がつかないうちにおとずれてくる。われわれはただ、それが去っていくのをみるだけである。 | ドブソン |
| 2312 | 恋は愚か者の知恵であり、賢い者の愚行である。 | S・ジョンソン |
| 2313 | 恋は空腹で生き、満腹になって死ぬ。 | ミュッセ[マルドッシュ] |
| 2314 | 恋は決闘です。もし右をみたり左をみたりしたら敗北です。 | ロマン・ラマン |
| 2315 | 恋は結婚より楽しい。それは小説が歴史より面白いのと同様である。 | カーライス |
| 2316 | 恋は罪悪ですよ。 | 夏目漱石 |
| 2317 | 恋は小鳥のように小枝に止まり、歌を聞かせて人をうっとりさせる。そして、恋が、飛び立つ翼を持っていることを忘れさせる。 | ワトソン |
| 2318 | 恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる。 | リヒテンベルグ |
| 2319 | 恋は多く人生の苦痛を包むオブラートなり。 | 国木田独歩 |
| 2320 | 恋は単純で原始的な行為である。それは闘争である。それは憎しみである。恋には暴力が必要である。相互の同意による恋愛は退屈な労役にすぎない。 | アナトール・フランス |
| 2321 | 恋は二人のエゴイズムだ。 | アントワール・サール |
| 2322 | 恋は肉体を欲し、友情は心を欲する。 | カンポアモール |
| 2323 | 恋は熱病のようなのもである。それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる。 | スタンダール |
| 2324 | 恋は富よりもはるかに強い。けれど恋はその力を借りなければならない。 | アベ・プレヴォ |
| 2325 | 恋は目で見ず、心で見るのだわ。 | シェークスピア |
| 2326 | 恋やセックス以外にも重要なものがあるんだ。 | ボブ・ディラン |
| 2327 | 恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。 | マルセル・プルースト |
| 2328 | 恋をした後のもっとも大きな幸福は、自分の愛を告白することである。 | ジード |
| 2329 | 恋をして恋を失った方が、一度も恋をしなかったよりマシである。 | テニソン |
| 2330 | 恋をすることは苦しむことだ。苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。 | ウディ・アレン |
| 2331 | 恋をするとだれでも自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わるのがつねである。これが世の、いわゆるロマンスである。 | モーリス・トンプソン |
| 2332 | 恋をすると頭に火がついて、それが身体中かけめぐって爪先まで下りて耳鳴りが残る。 | 突然炎のごとく[映画] |
| 2333 | 恋をする男は自分の能力以上に愛されたいと願ってる人間である。それが彼を滑稽に見せる理由である。 | シャンフォール |
| 2334 | 恋愛、それは神聖なる狂気である。 | ルネサンス期の言葉 |
| 2335 | 恋愛が与えうる最大の幸福は、愛する人の手をはじめて握ることである。 | スタンダール |
| 2336 | 恋愛では信じてもらうことが必要であり、友情では洞察してもらうことが必要である。 | ボナール |
| 2337 | 恋愛というものは、振幅が大きくて、情熱の波に弄ばれます。友情は静かで安定した流れを辿ります。 | モーロア |
| 2338 | 恋愛というものは常に一時の幻影で、必ず亡び、さめるものだ、ということを知っている大人の心は不幸だ。 | 坂口安吾 |
| 2339 | 恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。 | 太宰治 |
| 2340 | 恋愛とは二人で愚かになることだ。 | ポール・ヴァレリー |
| 2341 | 恋愛とは美しい少女に出会い、そしてその少女が鱈のように見えるのに気がつくまでの中間にある甘美な休憩時間です。 | ジョン・バリモア |
| 2342 | 恋愛においては、恋したふりをする人のほうが本当に恋している人よりもずっとうまく成功する。 | ランクロ |
| 2343 | 恋愛においては疑うよりもだますほうが先に立つ。 | ラ=ロシュフーコー |
| 2344 | 恋愛には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。 | スタンダール |
| 2345 | 恋愛の市場株価に、安定株は無い。 | A・プレヴォ |
| 2346 | 恋愛の十分の九は愛する側にあって、その十分の一が愛されている対象の側にある。 | サンタヤーナ |
| 2347 | 恋愛の真の本質は自由である。 | シェリー |
| 2348 | 恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。愛の技術が介入するのはその後のことである。 | モーロア |
| 2349 | 恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。 | 芥川龍之介 |
| 2350 | 恋愛はポタージュのようなものだ。初めの数口は熱すぎ、最後の数口は冷めすぎている。 | ジャンヌ・モロー |
| 2351 | 恋愛は永遠である。それが続いているかぎりは。 | アンリ・ド・レニエ |
| 2352 | 恋愛は幸福を殺し、幸福は恋愛を殺す。 | ウナムノ |
| 2353 | 恋愛は若いものの幸福な特権であり、老人の恥辱である。 | シルス |
| 2354 | 恋愛は常に不意打ちの形をとる。 | 立原正秋 |
| 2355 | 恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである。 | ボナール |
| 2356 | 恋愛は人情の永久的な音楽であり、青年には希望を、老年には後光を与える。 | スマイルズ |
| 2357 | 恋愛は戦争のようなものである。始めるのは容易だが、やめるのは困難である。 | メンケン |
| 2358 | 恋愛は恋愛によって始まる。従っていかに強い友情からも弱い恋にしか移行できない。 | ラ・ブリュイエール |
| 2359 | 恋愛をして分かることの一つは、時間というものは一定の速度で過ぎていかなければならぬということです。 | 吉行淳之介 |
| 2360 | 恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。 | ラ・ルシュフーコー |
| 2361 | 恋愛を前にした時のただひとつの勇気は逃げることである。 | ナポレオン・ボナパルト |
| 2362 | 恋愛――患者を結婚させるか、あるいはこの病気を招いた環境から引き移すことによって治すことができる一時的精神異常。 | A.ビアス |
| 2363 | 恋愛論を得意気に語る奴には、恋人がいない。 | [マーフィーの法則] |
| 2364 | 恋人どうしのけんかは、恋の更新である。 | テレンティウス |
| 2365 | 恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、男は時々しかしていられないという点だ。 | モーム |
| 2366 | 恋人のいる人間に友情を注ごうとすることは、喉の乾いている人間にパンを与えようとするようなものだ。 | ムーア |
| 2367 | 恋人の欠点を美徳と思えないようなものは恋しているとはいえない。 | ゲーテ |
| 2368 | 露と落ち露と消えにし我が身かな 浪速のことは夢のまた夢。 | 豊臣秀吉 |
| 2369 | 露の世は露の世ながらさりながら。 | 小林一茶 |
| 2370 | 浪費された時間は単なる生存にすぎない。使用された時間のみが生活である。 | エドワード・ヤング |
| 2371 | 老いることは忙しいものには身に付ける暇のない悪い習慣だ。 | アンドレ・モーロワ |
| 2372 | 老人が長く生きてきたことを証明するものを年齢以外に何も持っていないことほど不名誉なことはない。 | セネカ |
| 2373 | 老人になって死でやっと解放され、これで楽になっていくという感じがする。まったく人間の生涯というものは苦しみの連続だ。 | 高村光太郎 |
| 2374 | 老人はあらゆる事を信じる。中年はあらゆる事を疑う。青年はあらゆる事を知っている。 | ワイルド |
| 2375 | 老年は男女間の友情に最も適した時代である。なぜなら彼らはその頃には、ちょうど男であり女であることを止めてしまったからである。 | モーロア |
| 2376 | 話好きが暖炉に背を向けるように、人は死と背中合わせになっている。 | ポール・ヴァレリー |
| 2377 | 埃は羽より軽く、風は埃より軽く、女は風より軽い。 | アルフレッド・ド・ミュッセ |
| 2378 | 薔薇はなぜという理由もなく咲いている。薔薇はただ咲くべく咲いている。薔薇は自分自身を気にしない。人が見ているかどうかも問題にしない。 | シレジウス |
| 2379 | 私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。 | 福田 康夫 |